真空管の魅力は利用技術が引き出すものだと、当社は考えます。

かつて社会インフラや軍事までも支えた真空管は、今ではオーディオアンプやギターアンプなど限られた分野で使われるのみとなりました。それでも最後に与えられた分野が音楽芸術の分野であること、そして音楽の作り手にも聴き手にも愛されていることは、とても興味深いことです。
デジタル全盛の現代において、最も異端であるはずの真空管が音楽芸術の分野で好まれるのは、その音質が人間の聴覚や感性と親和しているからだと考えています。そしてそれは、過去からの膨大な真空管利用技術の蓄積が育んだ成果だと考えます。
真空管には、真空中を電子が飛翔する素朴な原理や、電極の奥に灯るフィラメントの輝きなど多彩な魅力があります。そんな真空管は、工芸品のような美しさを持つ反面、精密な製造技術を必要とする工業製品であり、経年寿命がある消耗品です。
真空管を使った機器は、真空管を交換して再度調整することで、初期の性能を取り戻し長期の運用に応えてくれます。これも真空管の大きな魅力だと考えます。
当社は、真空管の魅力を引き出す利用技術の向上に、日々取り組んでいます。


私たちの感性を豊かにしてくれる音楽にゆっくり向き合う時間を大切にしてほしいと、当社は考えます。

近年、手軽にヘッドフォンで聴くモバイルオーディオが主流となりつつありますが、そんな中でも、ホームオーディオで、ゆっくりと音楽に向き合う創造的な時間と空間をつくることを大切にしてほしいと、当社は考えます。
ホームオーディオの魅力は、音楽ソースに記録された名演奏を、時空を越えて、スピーカーシステムと室内音響をとおしてリアルに再現する、まさに「音のバーチャル・リアリティ」の魅力だと考えます。

「音楽の自然な再生」のためにはアンプが重要であることを再認識してほしいと、当社は考えます。

オーディオシステムのなかで、スピーカーシステムが重要であることは勿論ですが、幅広いジャンルの音楽を楽しむためには、アンプの高度な能力が極めて重要です。パワーアンプのスピーカー駆動能力、プリアンプの音質調整能力、フォノイコライザーの再生カーブやカートリッジへの対応能力に至るまで、アンプの全系統において「音楽の自然な再生」能力が高いこと、そして各機能が調和していることが重要であると考えます。
当社は、古くからプロ機器で育まれたバランス増幅・バランス伝送技術を応用し、独自の「省帰還」技術を駆使することにより、優れた「音楽の自然な再生」能力を備えた真空管アンプを、オール・ラインナップでご提供いたします。


虚飾を排して機能美に徹した意匠と、高い耐久性、継続的な点検保守によって、末永いご愛用にお応えします。

当社は、お客さまにゆっくり買い揃えていただけるように、20年先でも何ら遜色なく通用するプロダクトを目指しています。各プロダクトは継続して改良を続けますが、保守的にアナログアンプとしての基本性能を追求し、基本的に同じプロダクトを継続してご提供します。
真空管にはヒーター劣化や真空度低下などによる寿命があり、真空管アンプは定期的に点検保守する必要があります。お客さまには当社へのユーザー登録をお願いし、当社は適切なサイクルでの点検保守にお応えします。
各プロダクトは、余裕のある回路設計、信頼性のある部品の採用、丁寧な製作により耐久性を高めています。また、点検保守しやすい機構設計により、点検保守時のお預かり日数を短縮します。